赤ちゃんのミルク用の水について

他の哺乳動物と同じように人間もできれば母乳で赤ちゃんを育てることがベストですが、母親の身体的条件などによって、ミルクで育てるご家庭も増えています。育児用のミルクは、企業が研究を重ねてできる限り母乳に近い成分を含んだものが市場に出回っていますので、その説明を読んだり口コミを調べたりしてメーカーを選択していることと思いますが、ミルクを調整する水はどのようなものが良いのでしょうか?

 

ミルクは赤ちゃんに必要な栄養素等の成分がほとんど含まれていますので、基本的には安全性が高く、重複するミネラル類や細菌・ウイルスあるいは環境ホルモン等の物質が含まれない純度が高い水で調整するのがベストと言えます。水道水は比較的安全度が高いとされておりますので、ミルクメーカーは水道水を使って調乳するように設計しているようですが、福島第一原発の放射性物質汚染問題で、東京の一部の浄水場が乳児向け基準値を上回る放射性物質が検出されたことから、水道水を避ける風潮が広がりました。

 

この時に、大手ミルクメーカーの2社が調乳に関する注意を呼びかけております。A社は、「調乳用の赤ちゃんの水を使うのがベスト。それが手に入らず、水道水も使えない時は、ミネラルウォーターを煮沸し、70℃以上に冷まして調乳に利用する。日本製のミネラルウォーターで、ミネラル含量が少ない(硬度が低い)軟水の使用を薦める」

 

B社は「粉ミルクは、国内の水道水で調乳した場合に、母乳にできるだけ近く、十分なミネラルが含まれているので、ミネラルウォーターでの調乳は赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性がある。水道水が問題なく使うことができる場合は水道水を使用し、使えない場合は、カルシウム等のミネラルが少ない市販水を選ぶ。市販水の目安は、『硬度60以下の軟水で、phが6〜8、マグネシウム30mg/L以下、ナトリウム42mg/L以下、カルシウム285mg/L以下、カリウム367mg/L以下)』のもの」と言っております。

 

この他に、最近はウォーターサーバーが普及してきており、放射能検査もクリアしている純水に近い製品も市場に出ております。安全であると同時に、85℃程度の温水が常時利用することが可能ですので調乳の手間も省けます。