赤ちゃん用の水は何がいいの?

医科学が現在のように進歩していない時代は、赤ちゃんが生まれると常時「白湯(さゆ)」を用意していて、赤ちゃんの飲料水やミルク用の湯冷まし(70℃程度)として使っていました。最近は赤ちゃん専用の飲料水やミルク調整用の水なども販売されており、選択肢が多様です。

 

このため、初めて子育てをすることになったご家庭は、赤ちゃん用の水に何を選んだら良いか頭を悩ませているようです。赤ちゃん用の水を選択する際に、基本的に押さえておいた方が良いポイントをいくつか挙げてみますと、赤ちゃんは十分な免疫力が備わっていませんので、安全性の高い水を選択することです。

 

安全性が高いということは、不純物を含まない純水を意味しますが、純水とは水の硬度が0mg/Lの超軟水です。RO膜(逆浸透膜:水以外の不純物は透過しない性質がある)を使って限りなく純水に近い製品が「ピュアウォーター」あるいは「赤ちゃん用」などの名目で市場に出回っておりますので、利用することができます。多少費用はかかりますが、赤ちゃんに安心して使える水と言うことができます。
水道水も比較的安全とされていますが、浄水器などを取り付けた場合でも、十分煮沸して「白湯」としたものを与えることをお勧めします。

 

現代人は加工食品を食べることが多いので、人体が必要とするミネラル類を十分摂取できていないなどと指摘されていることもあり、病気予防のため天然水を利用したミネラルウォーターの人気が高いですが、 赤ちゃんに適しているとは言えません。その理由は、母乳で育てる場合は、母乳の中に赤ちゃんが成長に必要な物質である栄養だけでなく、免疫や成長を促す成長因子も含まれており、赤ちゃんが成長するにつれて母乳の成分も代わっていくため、ミネラル類が加重になり、赤ちゃんの臓器に負担をかける恐れがあります。

 

ミルクで育てる場合も、母乳にできるだけ近づける工夫がされておりますので赤ちゃんが必要なミネラル類は十分入っているからです。赤ちゃん用にマグネシウムなどのミネラルが少ない硬度30mg/L程度の軟水が売り出されております。赤ちゃんに負担がかからないことを確認して市販されていると思いますが、製品の説明を良く読んでから購入するようにしましょう。