赤ちゃんの水にウォーターサーバーを使いたい時は?

水には軟水と硬水があることはご存知だと思います。それを区別する基準は水の硬度で、硬度は水1リットル中に溶け込んでいるカルシウム塩とマグネシウム塩の質量をある方法で表したものですが、通常は1種類の塩に換算して、質量÷体積の質量濃度で表されています。この硬度の計算式や表示法は国により異なり、日本は米国に準じて○○mg/Lの表示をしております。

 

これは、水1リットル中のカルシウム塩とマグネシウム塩を合算した濃度を炭酸カルシウムに換算して表したものです。例えば硬度が100mg/Lと言えば、炭酸カルシウムに換算すると水1リットル中に100mg含まれているということになります。そして、世界保健機関(WHO)は米国の表示法を用いて120mg/L未満の水を軟水、それ以上のものを硬水と定義しています。

 

赤ちゃんの水として用いる場合に最適な硬度は、安全性を最重視して硬度0mg/L、つまり硬度0の水で、純水です。最近はろ過技術の進歩により赤ちゃん用に硬度0の水が市販されていたり、宅配水を扱うウォーターサーバーのレンタル会社でもほぼ純水に近いものを商品として扱っている会社があります。

 

カルシウムやマグネシウムなどを含有したミネラルウォーターについても、日本では「赤ちゃんも使える」と謳っているものが売り出されています。その多くは硬度が30mg/L以下の軟水です。海の深層水などは1000mg/Lもある硬水ですから赤ちゃんには不適です。海外のミネラルウォーターの中にも軟水がありますので、赤ちゃんに使いたい時は、ラベルに表示されている硬度やミネラル類をよく確認して、赤ちゃんに下痢症状等の害が出ないようにできるだけ硬度が低いものを選択する必要があります。また、ミルクに利用するときは、そのメーカーの説明文を必ず確認してください。