鉱水は赤ちゃんに適した水でしょうか?

ミネラルウォーターを常用している人は普段あまりボトルに張ってあるラベルを読まないと思いますが、たまにどのようなミネラルが入っているのかと読むと原水あるいは原材料を表示する欄に「鉱水」と書かれているのを見たことがあるのではないでしょうか?これは、ミネラルウォーターには農林水産省が定める「品質表示ガイドライン」があり、ミネラルウォーター類の容器には原水を表示することが義務付けられているためです。

 

原水の種類には「浅井戸水・深井戸水・湧水・鉱泉水・温泉水・伏流水・鉱水」の7種類があり、このうちのどれかが原水として表示されているはずですが、「鉱水」は水に溶け込んでいるミネラル(溶存鉱物質)等を含んだ地下水のことです。「鉱水」と「硬水」は字で書くと異なっているので分かりますが、会話では同じ発音ですので、鉱水を水の硬水と間違えることがありますが、意味は全く違います。

 

ミネラルウォーターの製品によっては、原水または原材料名が鉱水となっていて、水の硬度は軟水となっているものが数多くありますので、赤ちゃんの水にそのミネラルウォーターが適しているのか迷ってしまうかもしれません。赤ちゃんに適したミルク用の水あるいは飲料水は、硬度が0の超軟水ですが鉱水を原水とするミネラルウォーターの中で、赤ちゃんでもOKとするものがあります。その理由は、ミネラルウォーターでも硬度を低く抑えており、製品は赤ちゃんでも安心な軟水だからです。

 

日本の水道水は地域によってバラつきがありますが、平均硬度が一番高い沖縄でも99mg/L以内ですので、軟水の基準値である120mg/L未満を超えておらず、全て軟水です。一方、日本のミルクメーカーは、水道水が用いられることを前提に赤ちゃんのミルクを製造加工しております。メーカーによって用いる水の推奨基準は異なりますが、参考までに代表的なA社の基準は、「硬度60以下、ph値6〜8、無機塩類の目安:マグネシウム30mg/L

 

以下、ナトリウム42mg/L以下、カルシウム285mg/L以下、カリウム367mg/L以下」となっております。鉱水を原水とするミネラルウォーターであっても、表示されている内容を読んで上記の基準を満たすものであれば、その会社の赤ちゃん用ミルクに用いても健康被害等の問題は起きないと言うことができます。ミルクやミネラルウォーターの説明文をきちんと確認することをお勧めします。